トップページ > ロータリー講座 >職業奉仕講演集 V > 細則第16条削除のこと
 
細則第16条削除のこと

 話を元に戻します。いま物を売る前、売るとき、売った後の話をしました。アフターサービスに徹しろというのは、道徳律第6条、1922年に国際ロータリーの細則第16条に規定されまして、これをもってロータリーの現行法則たるべきものと定めると規定され、全世界のロータリアンに対する規範としての効力を持ちましたが、1980年に廃止になりました。あまりに内容が厳しすぎる、そしてあまりにキリスト教的色彩が強すぎるというのが廃止の理由でした。
 キリスト教的色彩が強いのは当然であって、1915年というのは、ロータリーはキリスト教国にしかなかったのです。当然キリスト教的色彩が強く、キリスト教の黄金律が第11条にそのまま文言で掲げられていたのです。しかしロータリーは、1920年にヨーロッパ大陸に上陸、スペインのマドリッドクラブが創立されました。東京クラブは同年の10月20日、さらに同年フィリピンでマニラクラブが創立され、1920年を契機に全世界に広がっていきました。
 したがってキリスト教以外の国にもロータリーが拡大されました。そのためあまりにもキリスト教的色彩の強い道徳律は、全世界の道徳律としてそぐわないから廃止しようという声が強くなってきました。特にインドが中心となって何度も規定審議会に提案していたのですが、それにもかかわらずやはりこの道徳律は素晴らしいという理由で、なかなか廃止しなかったのです。
 しかし、1980年についに細則第16条が削除されて、国際ロータリーレベルでは廃止になりました。しかしロータリークラブレベル、個人レベルではまだ生きています。皆さん方のクラブフォーラムで議論なさると大変おもしろいと思う次第です。

↑職業奉仕講演集Vトップ  
←BACK
 
Copyright (C) 2006-2015 Awaji Chuo Rotary Club All Rights Rserved.